おはようございます、こんにちは、こんばんは!
オーシャンです!
今回は前々回と前回に引き続き、クルーズ船で働いてわかった衝撃的な事実~その3~のご紹介です!
その1とその2をまだご覧になってない方は下の記事をご覧くださいませ☆
渡米からカジノでの初仕事までを書いた記事がこちら!
クルーズ船での生活やその他の陸とは違ったことを網羅した記事はこちら!
それでは早速ご紹介していきますよ~!
勤務時間が超ブラック!!
クルーズ船のクルーは毎日何時から何時まで働いて、何時から何時まで休憩したかをシステムに打ち込む作業があります。
※私が乗船したクルーズ船の場合
そして月末に勤務時間の一覧表が出力されるのですが、2月の勤務表を見て驚きました。
なんと2月(29日)だけで勤務時間が約240時間越え!!!
日本の労働基準法における法定労働時間は1日に8時間、週に40時間を超えてはならないとされていますが、この計算でも1カ月=160時間です。それを考えると80時間オーバーの計算になります。
しかしこれはあくまで日本の法律なので、アメリカ国籍のクルーズ船で働いている私には無関係ではありますが、それでもかなりの長時間労働だと言えます。
ちなみにアメリカの労働に関する法律では、基本的には週40時間と決められていますが・・・船員は除外されています。
つまりは労働基準法からは守られていないのです!
240時間越えと聞いて『大変だなぁ・・』と思う方がいると思いますが、これは私の場合であり、カジノスタッフの場合です。
カジノは24時間365日営業している訳ではなく、寄港している場合や諸外国の法律(カジノが合法でない国)によりカジノが営業できない場合があります。
この場合は私たちカジノスタッフは仕事がありません。それでも1日に働く時間が長いので、月にすると240時間は超えてきます。
また一方で、レストランのスタッフやハウスキーパー、インフォメーションセンターなどは常に仕事があります。
これらの仕事は週7日勤務なんて当たり前です。休みなんてありません。
寄港したとしても仕事があるので、なかなか外出もできませんし、常に仕事に従事している状態になります。
それでも月換算にすると私達と同じく月240時間は超えてきます。
これだけ労働環境が厳しいのに働く人がいるのは、別の理由がいくつかあります!
労働環境は最高!!
こんな長時間、休みもなく働くなんて嫌だ!と思う人はほとんどだと思います。
ならどうしてクルーズ船で働いている労働者がいるのでしょうか?
中には自国に子どもを残してまで働きに来ている夫婦がいます。
一体どうしてなのか・・・?その秘密を探りました!
①電気・水道・住居費などは全部タダ!
これらは一切お金はかかりません!
電気は使い放題ですし、水道に関しても船上では大事な水ではあるものの、お金は一切かかりません。
それに節水などの注意書きも一切なく、結構じゃぶじゃぶ使っていました(笑)
住居に関してもお金はかかりませんし、前回の記事でもご紹介しましたが、食費もタダです。
仕事で使う制服もタダで提供されます。
つまり・・・衣・食・住はタダなのです!
給料はチップ変動はあるものの、平均して約16万円ほどの月収入があります。
食費や電気・水道代などを考えると比較的手元に残る収入は多いと思います!
ちなみに船上で使うお金はほとんどなく、wifi使用料ぐらいしかありません。
その他は寄港地で外出してお金を使うぐらいです。
そう考えるとそれなりの収入ですよね!
②勤務地は徒歩1分
皆さんは勤務地に行くまでどれぐらい時間をかけていますか?
徒歩やバスなどで最寄りの駅まで行って、満員電車に揺られて、電車を乗り換えて、やっと勤務地に着く。
夏場だと仕事場につくまでに汗をかき、冬場だと厚いコートに身を纏い、カイロを手に仕事場へ向かう。
こんな満員電車に乗るなんてことがありますよね。
あるデータによると日本の平均通勤時間は往復約1時間20分とされています。
片道40分かかる計算ですね。
それがクルーズ船だと徒歩1分で済んじゃいます!!
これはかなりの利点だと言えます。
私の場合は勤務開始が午前9時だとすると、午前8時40分にベッドから起きて、手洗いや歯磨き、着替えを15分で済ませます。必要な物品なんて特にありません。ペンがあればOKです。つまりは手ぶらで仕事場に行きます。
勤務開始の5分前には着くようにしてはいますが、起床から勤務開始までわずか20分です(笑)
日本だと考えられませんよね。それでもすぐに仕事場に着いてしまうので全く問題ありません。
少しでも長く寝たい私にとってはかなり嬉しい条件です!
世界中を旅することができる!
クルーズ船のクルーとして一番の利点として挙げられるのが、『世界中を旅することができる』ことです!
私の場合はアメリカ西海岸のロサンゼルスを拠点とするスタープリンセスに乗船していましたので、ハワイ路線を主に運航していました。ハワイの他にはメキシコのエンセナダやカナダのバンクーバーなどに寄港します。
(こちらはホノルルのアラモアナビーチです!)
寄港している時はお客さんはもちろんのことクルーも外出することができます!(仕事がある場合は外出できませんが・・)仕事しながら観光までできちゃうのはクルーズ船のクルーの特権と言えます!
なかなか海外旅行なんてお金がかかるし・・・有給は取れないし・・・という悩みも一挙解決しちゃうのがすごい所です!
飛行機の乗務員さんもこんな感じなのでしょうか?
個人的にはフライトが終わっても時差ボケや仕事の疲れで、翌日にまた戻るなんてことがありそうなので、落ち着いて観光なんてできないと思います。
ですが、クルーズ船のクルーなら時間の流れもゆっくりですし、外出できる時間は限られているものの、比較的ゆったりと観光ができます!実際に寄港地に着いた時は、レンタカーを借りて遠出だってできますし、大きなショッピングセンターに行って買い物もできます。
メインの目的地に着いた時は朝から夜遅くまで寄港していますので、12時間ぐらいは観光できる時間があったりしますよ!
こんな感じで世界中を旅しながら、仕事をしてお金を稼ぐことができますし、交友も世界に広げることができます!このようなメリットがたくさんあるので、是非クルーズ船のクルーを検討してみてはいかがでしょうか?!
おわりに
いかがでしょうか?
勤務時間や勤務日程は比較的厳しいものの、生活費用がかからない&世界中を旅することができるなどの利点を考えると、決してクルーズ船のクルーとして働くのは良い経験になりますし、楽しいと思いますよ!
陸では決して味わえないお仕事に興味がある方は是非ご連絡くださいね!
それではまた☆