ラスベガスサンズが日本カジノから撤退表明!
ラスベガスサンズが日本IRから撤退を表明しました。
ラスベガスサンズは2005年頃から日本での事業を狙っていましたが、日本政府が示したIR整備法に不満を持つ経営陣が難色を示していました。
CEOのシェルドン・アデルソン氏はこの様に述べています。
『30年以上前から日本の文化が好きで、観光地としてのチャンス、そして開発のチャンスを伺っていました。しかしIR開発に関わる枠組みによって、弊社の目標は達成できなくなった。』と述べており、今後はこの注力を他の機会に集中させるとしています。
このIR開発の枠組みとして大きな弊害となったのが、ライセンス期間の短さです。
日本では『10年』と比較的短く、ラスベガスサンズがマカオとシンガポールで展開するカジノは『20年・30年』と長くなっています。
更にIR建設に5年かかると仮定したところ、約100億ドル(約1兆700億円)の投資を用意していましたが、この投資額に対するリターンをライセンス期間の10年では不十分ででした。
このような要因が結果的にラスベガス・サンズが日本IRから撤退することになりました。
横浜IRはどうなる?
横浜IRではこれまで6社が参入に表明していました。その6社とは以下の通りです。
・ラスベガス・サンズ(撤退表明)
・ウィン・リゾーツ(大阪を撤退し横浜を一本化)
・ギャラクシー・エンターテインメント
・メルコリゾーツ&エンターテインメント
・ゲンティン・シンガポール
・セガサミー
今回ラスベガス・サンズが撤退したことにより、5社となりました!
ウィンリゾーツが横浜を一本化すると表明していますが、最有力なのは一体どこになるのでしょうか。
まだまだ横浜IRについては新型コロナウイルスの影響もあり、動きが止まっています。
ラスベガス・サンズの撤退により他のIR事業者の動きが今後気になる所です。
出典:Bloomberg