海外クルーズ船の生活ってどんな感じなんだろう・・???
それはもう驚きの連続でパニックよ!
ホントに?!どんな生活だったの?!
じゃあ【17選】で紹介しちゃうよ!
【17】って多すぎでは・・・
当記事はこんな方にオススメです!
海外クルーズ船の生活ってどんなの?
日本とどう違う?
海外クルーズ船で働くメリット・デメリットは?
あなたはいつか海外で働きたい!クルーズ船で働いてみたい!と思ったことはありませんか?
またそうでなくても、クルーズ船の船員ってどうやって生活しているんだろう?とか働き方はどうなってるんだろう?って思ったことはありませんか?
海外クルーズ船で働いたことのある日本人はそうはいないと思います。そんな貴重な経験を実体験を踏まえてこと細かく紹介していきます!
この記事を読むことで海外クルーズ生活での衝撃事実がわかります!
まずは時系列から!
渡米編
飛行機内では
渡米に関してですが、航空券は会社が負担してくれました。
私は関西出身なのでまずは関空から羽田へ(JAL)、そして羽田からロサンゼルスまで(アメリカン航空)行きました!
日本の国内線はエコノミーだったんですが、羽田からロスまでは 『プレミアムエコノミー』でした!
プレミアムエコノミーはビジネスの一歩手前のランクで、席の幅が広くて前の座席の間隔も結構広めでした!
しかもその時は後ろの座席がエコノミーとの境界だったので、壁になっておりリクライニングを倒し放題でとても快適でした☆
アメニティも豊富で心地よかったです!
枕にブランケット、スリッパとヘッドフォン(エコノミーにあるイヤホンじゃないですよ!)やアメニティポーチがありました!
その中身はこちらです☆
左から、アイマスク・耳栓・ハンドクリーム・リップクリーム・歯ブラシ・靴下がありました!
これで睡眠時にもゆったり寝ることができます!
靴下は寝る時用にも使えるのでそのまま持って帰りましたよ~笑
機内食もなかなか種類が豊富で良かったですよ!
エコノミーよりかはちょっとおしゃれなお皿にちょっと豪華なお食事でした!
飲み物も種類が豊富でなかなかよかったです!
ですが・・・これが 『飴と鞭』なのかと思いつつアメリカに向かっていましたし、海外で働くのは初めてだったので緊張していましたので、全然寝られませんでした・・・。
次来るときはぐっすり寝ることができるはずです!
アメリカ上陸!
ロサンゼルスに着くや否や、ホテルに直行しました。
特にすぐホテルに行きなさいとは指示はありませんでしたが、疲れていましたし、空港見学をする気は来る前までは思っていましたが断念しホテルに向かいました。
空港からシャトルバスで10分ぐらいの所のホテルでした。
こんな感じの普通のホテルです。
お客さんはあまり泊まっていなくて、ほぼクルー用に使用されるホテルのようでした。
フロントもよく要領がわかっているらしく、名前を伝えてサインするだけでカードキーが渡されるスムーズな手続きでした☆
昼食と夕食の無料バウチャーをもらい、部屋に向かうもどうやら2人部屋のようで、早速ここからホテルのルームシェアが始まりました。
ルームメイトも私と同じく初めて海外客船に乗るらしく、ピザのシェフをするそうです。
まぁそんなことはさておき、いよいよ明日か〜と思いつつ、船に乗るとWi-fiが使えなくなってしまうのでホテルのWi-Fiを最大限に活用していました(笑)
やるべきことはして、連絡しないといけない人にはして、準備万端!
いよいよ明日からスタート迎えます!
いよいよ乗船!緊張する~
海外クルーズ船初日
ホテルから客船に行くまでは、3台の大型バスで一斉に向かいました。
それぐらいホテルにクルーが泊まっていたのか!と思うほどでした。
あ〜Wi-Fiが〜と嘆きつつ、港へ直行です。
港へ着くとまぁ見たことのない巨大な客船が停泊していました。
日本籍最大の船よりもう一回りぐらい大きな船だったのでびっくりしました!
まずは倉庫のような所に入り、必要な持参書類の確認と、誓約書などの記入をしました。
こんな感じの所です。完全に港の倉庫のよう所ですよね。
でもしっかりと空港のセキュリティのようなものを受けています!
ちなみにこの時点でパスポートを提出したのですが、手元には保管できずクルー専用のオフィスに保管されています。
手元に保管できるようにすると、船外に出た時に逃亡できちゃいますからね(笑)
乗船するやいなやセキュリティID用に写真を撮り、そこからは各配属先に散らばっていく感じでした。
スーパーバイザーがやってきて、せっかちなのかじっくり挨拶もできず、自分の客室へ案内されました。
客船って乗ってみるとわかりますが、本当に 『迷路』です!
この記事を書いている時は実は1週間経っているんですが、ようやく船の構造や道がわかってきた所です。ですがそれでも時々迷ったりします(笑)
客室へ案内された後は、スーツケースを置いて、すぐに安全教育が始まりました。
非常時やセキュリティに関することなどを説明され、その後にはすぐにお客さんを交えての避難訓練です。
そこまで本気でする訓練ではなかったですが、お客さんをある箇所に分けて集めて脱出を想定するという訓練です。自分でも船を把握ができていないのに務まるのかは謎です(笑)
避難訓練が終わり、今日はここまでかな?と思ったのは束の間・・・
初日からがっつり仕事!!
6時間程でしたが、いきなり仕事とは思わなかったです。
ちなみに船の中のカジノはそこまでは大きくはないのですが、日本籍最大の船である飛鳥Ⅱよりかは広かったです。
ピットが2つあって、基本的には1つしかオープンしないのですが、お客さんが増えてくるお昼過ぎと夕食後の20時頃にはピットをどちらもオープンしています。
私が乗っている船には、ブラックジャック、FUN21、3カードポーカー、レットイットライド、ルーレット、クラップス、バカラがありました。
バカラは基本的にはオープンしませんが、アジア圏のお客さんが希望した時のみオープンしています。
またテキサスホールデムのテーブルもありますが、電子式でディーラーはいませんでした・・・。
日本のゲーセンとかで置いたら面白そうだとは思います(笑)
船内のカジノの写真を撮りたいのですが、お客さんがいる空間なので、制服でいなければならずスマホでパシャパシャと撮るわけにはいかないのでイメージ画像で^^;
でもクルーズ船のカジノもこんな感じです!!テーブルを囲うようにスロットが配置されていました。
仕事編
私の仕事は『スロットアテンダント』としてカジノで働くことです。
スロットマシーンは約150台あって、テーブルゲームを囲うようにして設置されています。スロットがうまく反応しなかったり、ちょっとした故障であれば直したりします。
それにゲストサービスも兼ねているので初めてプレイする人のサポートやジャックポットが当たった時の対応など色々多岐に渡ります。
私にとっては何かも初めてで、船の構造とかもさえ全くわかっていないのに、カジノで働くのもどういうものかもわからないので頭の中は常に混乱していました。さらには英語だけの世界なので理解するのにも一苦労です。
ちなみにですが意外とアメリカ人が船員として働いていません。
フィリピン人が多い印象はありますが世界中からアメリカにきて船員として働いています。ちなみに私の直属の上司は、ジンバブエ出身とフィリピン出身でした。
本当に多国籍で色んなアクセントや、イギリス英語・アメリカ英語とかでてんやわんやです(笑)
今でさえ聞き慣れてきましたが、初日なんて 『何言ってんだこいつら』状態でした。
海外で働くってやっぱり大変だなぁ〜って実感しています!
揺れますか?
『揺れます!』
大型の豪華客船だからと言って舐めてかかるとまずいです。
そらまぁ漁船に比べるとましですがそれでもちょっとは揺れます。
船の玄関である中央部分はそこまで揺れませんが、船員の部屋は先端などにあるのでまぁまぁ揺れます(笑)
寝ている時もしっかり揺れているので、ほんとに波の上で浮き輪に乗ってぷかぷかしている時の感じです。
ゆ〜っくり沈んで、ゆ〜っくりあがる感じですね。これが永遠と続きます。
なので基本的に船が動いている時は爆睡できません。停泊している時に私はがっつり寝ます。
ちなみに私は子ども時代に船と観光バスに乗る時だけ酔ってすぐ吐いていたレベルです。
大型客船だと大丈夫と思ってはいましたが、ちょっときついですね・・。
ただ、それも10日間も同じような環境にいれば慣れます!大丈夫です!
今では特に気にしてはいません。
揺れる日は 『お〜今日は結構揺れるな〜』と思うぐらいです。天気みたいなものですね(笑)
最初の10日間ぐらいは船酔いとの闘いです。
船酔いを少しでも軽減しようとネットでいいものを買っておいたのが幸いしました!
それこそ 『シーバンド(Sea Band)』です!
これさえ両手首に付けれいれば船酔いはかなり軽減されます。
私は寝る時も仕事する時もずっと付けていました。外すと船酔いがひどくなるので片時もつけていました。
お客さんで乗る時も船員として乗る時もシーバンドはとてもオススメですよ!
船室内は?
生活する船室ですが、基本的には2人1組の相部屋です。
それでいて同じ配備の人と一緒に生活します。
スーパーバイザーやマネージャーレベルになると1人1部屋が与えられるそうです。
また結婚している人は同じ部屋にしてくれます。
一緒に仕事しながら生活もできちゃうのは嬉しいですね!
船室内は2人部屋ですが結構狭いです。
船室入り口を開けてすぐの所で撮った写真です。たったこれだけのスペースしかありません!
2段ベッドと机が1つ、そしてクローゼットが2つと洗面台とシャワーがセットになっています。
よくある格安ホテルみたいなイメージをして頂くといいのかもしれません(笑)
ちなみに船が結構揺れる日はシャワーする時もトイレする時も踏ん張っておかないとバランスを崩します^^;初めの内は 『狭っ!』と思っていましたが慣れました(笑)
共同生活も留学中に一度は経験したことがあるので慣れていたのでそこまで苦ではありませんでした。
住めば都っていうやつですね!何事にも慣れが必要です。
ごはん
クルーは一体どこでごはんを食べているのか?皆さんは想像したことはありますか?
実はクルー専用の食堂があります!
ちなみにクルーの食堂のことをクルーメス(crew mess)といいます。
客船によると思いますが、私が仕事している客船では朝から夜までずっと開いていて、豪華なホテル並みとは言えませんがバイキング形式となっています!
つまり『朝から晩まで・いくらでも・食べ放題』なのです!!!
しかもちゃんとメインディッシュからサラダやフルーツ、そしてデザートが並ぶ時もあります!
カジノのクルーは少し恵まれていて、時間は限られてはいますがお客さんも使用するバイキングレストランも行けちゃうのです!もちろんクルーの食堂より食べ物は美味しいですし、ケーキやらより取り見取りのフルーツやらなんでもござれ!
全て食べ放題!!
さらには時々、ラーメンがあったりお寿司があったり、モンゴリアンなどの限定食が並ぶ時もありますよ〜!
これだけ揃っていると気になるのがが、お腹のふくらみですよね・・・
太っちゃうやん!
そんな時は運動!
ジム
客船の中では廊下を走り回ったり、階段を上り下りしたりして運動することはできません。
しかも、限られたスペースしかないので十分な運動をすることができないので、お客様はもちろんのことクルーにもジムが完備されています。
この写真は室内のジムです!写真には写っていませんが右側にはランニングマシンもあります。
そしてこれがオープンデッキでのジム設備!
この写真の右側には背筋を鍛えるやつが置いてあります。
海風に当たりながら日差しのいい所で運動は最高ですよ☆
プール&ジャグジー
なんとクルー専用のプールとジャグジーまであります!
これがオープンデッキでのプールです!なかなかしっかりと整備されています。
水深が1.78mなのが少し気になりますが・・・笑
ちなみに監視員などはいないので全て自己責任となっています。
そしてこれがジャグジーです!
温度もちゃんとお風呂ぐらいになっていて、とても快適です!
船室内にはシャワーしかないので、日本人にとってはお風呂の代わりにもなるかも!?知れません。
ちなみに反対側にももう一つあるので多少混んでいても安心です!
IPM
IPMとは 『In Port Manning』の略で、停泊中のクルーズ船にクルーが残らなければならない制度です。
例えばハワイに停泊していて、お客さんが全員船外に出れば問題ないかもしれませんが、みんながみんな船外にいる訳ではないので万が一の非常事態の為にクルーが残るシステムです。
もちろんクルーも船外に出ることは可能ですが、クルーも全員外に出ちゃうとクルーズ船に何かあった時に対処できなくなってしまう為です。
このIPMは働く配備によるとは思いますが、私が働いているカジノでは順番交代のようです。
ちなみに最初のクルーズでは 『I-85』というアメリカ領土でクルーが上陸できる許可証が発行されなかったので、半強制的にハワイではIPMでした・・・。ただ、最後に停泊したメキシコには上陸できましたよ!
こんな感じで停泊中に船外に出られるか否かはIPMによって変わってきますので、IPMの時はひたすら船内でだらだら過ごすしかありませんので暇です(笑)
余談ですが、クルーズ船ではお客さんもクルーも帰ってこなければならない時間が決まっています。クルーズ船も次にいかないといけない目的地がありますからね。
実は私、時間に遅れてしまったことがあるのです。
その時はセキュリティにも怒られ、必ずマネージャーにも連絡が行き船室にもチェックが入り結構な騒ぎとなっていたようです・・・。
人によっては荷物まとめて逃亡することもあるらしく、結構色々と大変だったみたいです。。
やってしまった~!
ちなみにパスポートは自分の手元にはなく、事務所で保管されているのでなかなか簡単に逃亡はできません。日本領土なら問題ないでしょうけど海外ではパスポートないとどこも行けませんからね。
まぁそんなことはさておき、お客さんが遅れることもあるらしくクルーズ船の出港が遅れることもたまにあります。笑
時間はきっちり守りましょうね!
バナナ
皆さんは『バナナ』を食べたことはありますか?
私は子ども時代よく食べていましたが、今はあの味とちょっとしたネバネバ感が嫌いで食べていません。
実はこの 『バナナ』。クルーの間ではある隠語として使われています。
それは 『仕事に失敗した時にもらうもの』とされています。
実際に『バナナ』を貰う訳ではなく、怒られた時のレッテルみたいなものです。
私も当初は仕事に失敗し、上司から 『I will give you a banana.』(バナナをあげるよ)と言われ、『バナナは嫌いだしいらないよ??』と思って、まぁ怒られているので特に反論もしませんでした。よくよく後で聞いてみると、そういう意味だったのかと教えられることになりびっくりしました。
ちなみにバナナをもらいすぎる=ゴリラになる=バカとなってしまうそうです・・・。
バナナの貰いすぎにはくれぐれも注意ですね!
Wi-Fi環境
クルーズ船のWi-Fi環境はどうなっているのか気になりませんか?飛行機と同じく海のど真ん中では通信なんてできる訳がありません。その為クルーズ船には衛星通信が必要です。
これを介してお客さんもクルーもWi-Fiを使えることができます。
しかし
タダで使える訳ではありません!しかもこれが結構高額です。
クルーズ船にもよりますが、私の乗っているスタープリンセスは以下のような金額です。
お客さん・・・ 10時間= $199、6時間半= $159、3時間半= $99、1時間半= $69
クルー・・・・ 666MB = $40
となっています。
お客さんとして乗船して携帯を使おうなんて思ったらかなりの高額です。たったの1時間半で日本の月額料金並みですからね!
その点クルーはまだ良心的なお値段で利用できます。動画やSNSを使うとMBがすぐ減ってしまいますが、LINEでメッセージだけなら約2か月は持ちます!
なので乗船前はできるだけ動画や映画などのエンターテインメントをPCなどにいれて持ち込むことをオススメします!
ゲームなんかもいいですね!ただクルーズ船で働くには我慢との闘いです。
ツイッターなどのSNSを更新したい気持ちを抑えて、停泊中に下船して無料Wi-Fiを探し求めて見つけた時の感動はなかなかのものです!
という携帯との生活になるので、上手に使っていくのがお財布にも優しいポイントです!
バー
クルーズ船にもよるかと思いますが、クルー専用のバーが設置されていることがあります。
こんな感じの所です!まさにバーといった所です!
クルーの為の福利厚生といったところでしょうか。
ドリンクのお値段もなかなか安いです。
水1リットルのボトルが約¢50とかなりお買い得だったりします。アルコール飲料は船内で飲んだことがないのでよく知りませんが、おそらく原価レベルで安いと思われます。
さらにはバーにはビリヤード台やサッカー盤があったり、カラオケがあったりで毎晩のようにパーティーが行われています。
私はあんまり飲みませんし、ギャギャー騒ぐのは好きではないので基本引きこもりです(笑)
興味ある方は必ず足を運んでみてください!
医療関係
船で生活していると不特定多数の人と出会います。そして、もし誰かが感染病などにかかってしまうと大変なことになります。
それがもし胃腸に関することだったら全員がトイレに駆け込むことになり、大惨事になりかねません。
その為、船では手洗い・消毒が徹底して行われています。
それでもやっぱり風邪や熱などの病気にかかってしまいます。そんな時の為にも、必ず船内には病院があります。
なんとこの病院にかかる費用は『ゼロ』 !!!
診察料や薬まで一切お金がかかりません!
タダなのです!これで船の生活でも安心ってもんです。
海外旅行に行った時に病院に行くと多額の請求で大変なことになりますが、クルーズ船ではそんな心配はありません。
ちなみに私は海外保険などには一切入らずにクルーズ船で仕事しています。実際入ったとしてもお金の無駄になると思いますが、心配症の方は入っておいた方がいいのかもしれません。
そしてクルーズ船に乗る前にしておいた方がいいことは、 『歯』です。
さすがにクルーズ船で歯の治療はなかったので、虫歯や親知らずなどがある場合は治療しておいた方が良いです。
その他
洗濯
クルーズ船にはお客さんやクルーにもしっかり全自動洗濯機と全自動乾燥機が設置されています。
アイロンもちゃんとあるので持っていく心配はないですよ~!
長いクルーズだと約2週間以上にもあるので定期的な洗濯は必須です。ちなみにタダでいくらでも使えます。
ただ洗剤は有料なので船内やどこかに上陸した時に買う必要があります。
髪の毛を切りたい時
長い契約期間(私の場合は半年間)になると髪の毛の伸び具合が気になります。どこで切るのかというと、実は船内に時間限定で床屋さんがオープンします。
フィリピン人が切ってくれるのですが、技術は間違いなくプロです!下手すると日本の理髪店より技術は上かも知れません。
最初は異国の地で髪の毛を切ってもらうのが不安でしたが、一度切ってもらうと安心できました。
お値段もタダでいけるっぽい感じでしたが、さすがにこれだけの技術でカットしてもらったら何もせずに帰る訳にもいかなかったので、$10をチップとして払いました。
男性の場合ならある程度妥協して切ってもらうといいでしょうが、女性の場合だと気になりますよね。
ある聞いた話によると、日本人女性が船内の美容室に行ったら$300もかかったとかなんとか・・・。色々カールとかして結果的にそうなったそうです。
女性の場合は乗船する前にはショートカットにしておく方がおススメかもしれません。
お給料
最後に気になるお給料について紹介しちゃいます!海外と言ってもアメリカ籍のクルーズ船なので、チップ文化があります。
このチップがかなり重要になってきます!
私の場合は基本給料が月に約$900弱(約10万円程)と決まっています。
そこにチップ収入が週1で貰えます。
このチップはお客さんから貰うのですが、全て自分の物にできる訳ではなく全員で均等に分けられます。
つまり、チップを貰えば貰える程収入が増えるシステムとなっているのです!その為色々なゲストサービスを展開しています。
例えばよくカジノに来るお客さんを覚えて、無料ドリンクをサービスしたりより大きな笑顔で接客したりと色々工夫しています。このようにチップが収入に直結するので、みんな頑張って接客をします。
ちなみに乗船後の最初の1ケ月のチップ収入だけで約$750程ありました!基本給料と合わせると約$1700弱程(約18万円程)になります。なかなか美味しいですよね☆
チップが少ない時は収入が減ってしまうので多少変動はしますが、それなりにお給料は貰っています。
勤務時間が超ブラック!!
クルーズ船のクルーは毎日何時から何時まで働いて、何時から何時まで休憩したかをシステムに打ち込む作業があります。
※私が乗船したクルーズ船の場合
そして月末に勤務時間の一覧表が出力されるのですが2月の勤務表を見て驚きました。
なんと2月(29日)だけで勤務時間が約240時間越え!!!
日本の労働基準法における法定労働時間は1日に8時間、週に40時間を超えてはならないとされていますがこの計算でも1カ月=160時間です。
それを考えると80時間オーバーの計算になります。
しかしこれはあくまで日本の法律なので、アメリカ国籍のクルーズ船で働いている私には無関係ではありますが、それでもかなりの長時間労働だと言えます。
ちなみにアメリカの労働に関する法律では、基本的には週40時間と決められていますが・・・船員は除外されています。
つまりは労働基準法からは守られていないのです!
240時間越えと聞いて『大変だなぁ・・』と思う方がいると思いますが、これは私の場合であり、カジノスタッフの場合です。
カジノは24時間365日営業している訳ではなく、寄港している場合や諸外国の法律(カジノが合法でない国)によりカジノが営業できない場合があります。
この場合私たちカジノスタッフは仕事がありません。それでも1日に働く時間が長いので、月にすると240時間は超えてきます。
また一方で、レストランのスタッフやハウスキーパー、インフォメーションセンターなどは常に仕事があります。
これらの仕事は週7日勤務なんて当たり前です。休みなんてありません。
寄港したとしても仕事があるのでなかなか外出もできませんし、常に仕事に従事している状態になります。
それでも月換算にすると私達と同じく月240時間は超えてきます。
これだけ労働環境が厳しいのに働く人がいるのは、別の理由がいくつかあります!
労働環境は最高!!
こんな長時間休みもなく働くなんて嫌だ!と思う人はほとんどだと思います。
ならどうしてクルーズ船で働いている労働者がいるのでしょうか?
中には自国に子どもを残してまで働きに来ている夫婦がいます。
一体どうしてなのか・・・?その秘密を探りました!
電気・水道・住居費などは全部タダ!
これらは一切お金かかりません!
電気は使い放題ですし、水道に関しても船上では大事な水ではあるものの、お金は一切かかりません。
それに節水などの注意書きも一切なく結構じゃぶじゃぶ使っていました(笑)
住居に関してもお金はかかりませんし、前回の記事でもご紹介しましたが食費もタダです。
仕事で使う制服もタダで提供されます。
つまり・・・衣・食・住はタダなのです!
給料はチップ変動があるものの、平均して約16万円ほどの月収入があります。
食費や電気・水道代などを考えると比較的手元に残る収入は多いと思います!
ちなみに船上で使うお金はほとんどなく、Wi-Fi使用料ぐらいしかありません。
その他は寄港地で外出してお金を使うぐらいです。
そう考えるとそれなりの収入ですよね!
勤務地は徒歩1分
皆さんは勤務地に行くまでどれぐらい時間をかけていますか?
徒歩やバスなどで最寄りの駅まで行って、満員電車に揺られて、電車を乗り換えてやっと勤務地に着く。
夏場だと仕事場につくまでに汗をかき、冬場だと厚いコートに身を纏い、カイロを手に仕事場へ向かう。
こんな満員電車に乗るなんてことがありますよね。
あるデータによると日本の平均通勤時間は往復約1時間20分とされています。
片道40分かかる計算ですね。
それがクルーズ船だと徒歩1分で済んじゃいます!!これはかなりの利点だと言えます。
私の場合は勤務開始が午前9時だとすると、午前8時40分にベッドから起きて、手洗いや歯磨き着替えを15分で済ませます。必要な物品なんて特にありません。ペンがあればOKです。
つまりは手ぶらで仕事場に行きます。
勤務開始の5分前には着くようにしてはいますが起床から勤務開始までわずか20分です(笑)
一般的な仕事だと考えられませんよね。
それでもすぐに仕事場に着いてしまうので全く問題ありません。少しでも長く寝たい私にとってはかなり嬉しい条件です!
世界中を旅することができる!
クルーズ船のクルーとして一番の利点として挙げられるのが、『世界中を旅することができる』ことです!
私の場合はアメリカ西海岸のロサンゼルスを拠点とするスタープリンセスに乗船していましたので、ハワイ路線を主に運航していました。
ハワイの他にはメキシコのエンセナダやカナダのバンクーバーなどに寄港します。
寄港している時、お客さんはもちろんのことクルーも外出することができます!
仕事しながら観光までできちゃうのはクルーズ船のクルーの特権と言えます!
なかなか海外旅行なんてお金がかかるし・・・有給は取れないし・・・という悩みも一挙解決しちゃうのがすごい所です!飛行機の乗務員さんもこんな感じなのでしょうか?
個人的にはフライトが終わっても時差ボケや仕事の疲れで、翌日にまた戻るなんてことがありそうなので落ち着いて観光なんてできないと思います。
ですが、クルーズ船のクルーなら時間の流れもゆっくりですし、外出できる時間は限られているものの、比較的ゆったりと観光ができます!
実際に寄港地に着いた時は、レンタカーを借りて遠出だってできますし大きなショッピングセンターに行って買い物もできます。メインの目的地に着いた時は朝から夜遅くまで寄港していますので、12時間ぐらいは観光できる時間があったりしますよ!
こんな感じで世界中を旅しながら仕事をしてお金を稼ぐことができますし、交友も世界に広げることができます!
このようなメリットがたくさんあるので、ぜひクルーズ船のクルーを検討してみてはいかがでしょうか?!
まとめ
いかがでしょうか?!
ここまでお読みいただきありがとうございます!
勤務時間や勤務日程は比較的厳しいものの、生活費用がかからない&世界中を旅することができるなどの利点を考えると、クルーズ船のクルーとして働くのは良い経験になりますし楽しいと思いますよ!
陸では決して味わえないお仕事に興味がある方は是非ご連絡くださいね!
それではまた☆
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