ポーカーでナッツってよく聞くけど一体何のこと?
食べるものじゃないよ!ディーラーにとっては大事なことだからしっかり覚えよう!
当記事はこんな方にオススメです!
ナッツって何のこと?
ナッツの練習がしたい!
あなたはポーカーで『ナッツ(Nuts)』という言葉はご存知でしょうか?
決してテーブルでオーダーするピーナッツのことではありません。
ナッツはディーラーにとってもプレイヤーにとっても大事な要素です。
この記事を読むとナッツのことがバッチリわかるようになります!
それではいってみましょう!
ナッツとは?
結論から言うと、『1番強い役を完成させる為の手札のこと』です。
ポーカーでは場に公開されるコミュニティカードと自分の手札(ホールカード)を組み合わせて役を作ります。
コミュニティカードはラウンドごとに追加されていきますが、最も強い役は一体何ができるかを考えることによって勝敗を分けることがあります。
自分の手札とコミュニティカードを合わせて最も強い役ができそうであれば、大きく賭けても良いですし、難しそうであればフォールドするのも手です。
ポーカーディーラーにとっては『ナッツを考えることはとても重要』です。
なぜ重要かと言うと、いざ勝敗判定(クオリファイ)をする際に「どれが強いかな~?」と考えていると判定がグダグダになってしまいます。
あらかじめ「どの役ができそうかな・・・」や「1番強い役(ナッツ)は何ができそうかな?」と予想しておくことでクオリファイが素早くできます!
華麗なディーリングの為にもナッツを予想しておこう!
ナッツの練習をしよう!
素早くクオリファイをする為にもナッツの練習は大事です。
まずはコミュニティカードだけでナッツは何になるのかを考えてみましょう!
練習問題①
まずはこちらをご覧ください。
これらのコミュニティカードでナッツは何になるでしょうか?
一見すると、「8」があればストレートができそうです。
でもさらに強いストレートができます。
「Q」と「J」があればより強いストレートができます。
しかしよく見てみると❤が3つあるということはストレートよりも強いフラッシュができます。
ん・・・?本当にそうかなぁ・・??
❤7と❤8でストレートフラッシュができるよ!これがナッツ!
練習問題②
ではこちらはどうでしょうか?
「Q」と「10」があればストレートができそうです。
「J」が2枚あるのでAが3枚あればフルハウスができます。
が、ここでのナッツは「Jのフォーオブアカインド」です。
「A3枚とJ2枚のフルハウス」はその次に強いナッツ、いわゆるセカンドナッツとなります。
セカンドナッツやサードナッツを考えることで、クオリファイの際に素早くできるようになります。余裕があれば考えておくようにしておきましょう!
クオリファイの実践練習
ここで実際にクオリファイの練習をやってみましょう!
どうやってすればいいのかな?
まずはこちらの画像をご覧になって、どっちが強いかをクオリファイしましょう!
AさんとBさんどちらが強いでしょうか?
答えはAさんです。
Bさんは「8のぺア」ですが、Aさんは「Qのペア」なのでAさんの勝ちです。
ポーカーは場のコミュニティカード5枚と自分の手札(ホールカード)2枚の計7枚から5枚を組み合わせます。
クオリファイする際はコミュニティカードと勝った人のホールカードから最も強くできる組み合わせを表示させます。この様にでクオリティをします!
最も強いカードの組み合わせは「Qのペア、9、K、8」となります。残った「6と2」は必要ありません。
そしてこれらの5枚を前面に突き出すようにすることがクオリファイです!
(動画では片手でしていますが、両手でもOKです!)
ショーダウンしたらまずは目でカードを見て、どちらが勝っているのかを判断してクオリファイをしましょう!
ここからはクオリファイの練習をしていきましょう!
練習問題①
フルハウス対決ですね。
フルハウスの場合は3枚のカードの優劣でまず見ますが、ここでは「J」が最も強い組み合わせとなります。コミュニティカードが最も強く、上回るカードがないので2枚のペアを見ていきましょう。
Aさんは「6のペア」、Bさんは「3のペア」となるのでAさんの勝利となります!
なのでクオリファイはコミュニティカードの「Jを3枚」とAさんの「6を2枚」前に押し出しましょう!
ちなみにナッツは「JのフォーオブアカインドとA」となります。
練習問題②
こちらはコミュニティカードの「A」とAさん、Bさんが共に「A」を持っているのでペアが出来上がっています。
一見どちらもストレートができそうですが、できません。
ですのでペアは同じなので残りのカードで勝負となります。このような強弱の比較に使うカードを『キッカー』と呼びます。(コミュニティカードはキッカーにはなりません)
Aさんは「Aペア、Q、J、10、6」、Bさんは「Aペア、K、Q、10、6」となります。
勝敗の判定はキッカー勝負となるのでBさんの「K」がキッカーとなり勝者となります。(Aさんのキッカーは「J」)
ちなみにナッツはKとJを持っていた場合の「ストレート」となります。
練習問題③
コミュニティカードで既にフルハウスが完成しています。
3枚の組み合わせはコミュニティカードの「Q」が最強です。
2枚の組み合わせはAを2枚持っていた場合が最強です。
クオリファイは引き分け(チョップ)となり、ポットは半分して分配となります。
この場合のナッツはQのフォーオブアカインド(フォーカード)とAの組み合わせとなります。
まとめ
「ナッツ」についていかがでしょうか?
ナッツをあらかじめ予想することでクオリファイが早くなり、結果的には素早いディーリングに繋がります。
自宅で練習する際には適当に5枚を出してナッツを考えたり、プレイヤーがいると見立ててクオリファイをするのが良いですよ!
プレイヤーの場合はナッツが何になるかを予想することで勝敗に繋がりますので、自分の手持ちカードと相談しておきましょう。
ナッツを覚えてゲームとディーリングを有利に進めよう!
ポーカーディーリングの仕方をまとめた記事もぜひご覧ください!
コメント
コメント一覧 (4件)
ナッツの練習問題の①は7h8h持ちの6~10のストレートフラッシュがナッツではないのですか?
ジーコ様
大変失礼いたしました。早速修正させて頂きました。
ご指摘ありがとうございます!
練習問題②のナッツは、KJ持ちの「10JQKA」のストレートな気がします。間違っていたらすいません
コメントありがとうございます!
たしかに練習問題②のナッツはKJ持ちの「10JQKA」のストレートですね。
ご指摘ありがとうございます。訂正させていただきます。