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【ブラックジャックディーリング⑥】イレギュラー時はどう対応する?!その他心得るべきことをまとめてみた!

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カジノン

今回はブラックジャックディーリングで困った時やその他手順を紹介します!

オーシャン

大事なことだからしっかり覚えよう!

当記事はこんな方にオススメです!

You ①

ブラックジャックのディーリングを知りたい!

You ②

図や動画でわかりやすく解説して欲しい!

You ③

ディーリングのこんな時はどうしたらいいか教えて欲しい!

前回の『チップの配当と回収』に続いて今回は『こんな時はどうする?やその他注意点』について解説していきます!

まだ前回の記事をご覧になってない方は是非下の記事からどうぞ!

今回のブラックジャックディーリングについても私が海外豪華客船内の本物のカジノで学んだディーリングをベースにしています。

当記事では、ブラックジャックディーリングでのこんな時はどうする?やお客様が全くいない時は何をするの?などなどを紹介します!

他の記事ではどうしても紹介できなかったことをまとめてどか~んと解説!

この記事を読むことで『こんな時はどうする?その他心得るべきこと』がわかるようになります!

オーシャン

それでは早速いきますよ!

目次

正しい賭け金の判断をしよう

通常、イニシャルディール前にプレイヤーは賭け金をベッティングエリアに置きます。

ただし、この動作に置いてもディーラーは確認する事項がいくつか存在しますので解説していきます!

①ディーラーが『Betting closed』を宣言した後はプレイヤーは賭け金を増減することはできません。
➡例えば弱い手札が配られた時に賭け金を減らすことを防ぐ為です。

②現金での賭けは認められません。チップに両替してもらいましょう。
➡当たり前のことですが守りましょう。

③プレイヤーは2つ以上のベッティングエリアで賭けはできません。
➡カジノのハウスルールによってはできない場合も。

ディーラーは通常のディーリングも大事ですが、以上の様な点にも常に気を配る必要があります。

プレイヤーの中には悪い人がいる場合があります。こちら(ディーラー)の目を盗んでチップを増減することも考えられます。

常にレイアウト全体を見渡すことでゲームプロテクションを行うことができます。

ミニマムベットとマキシマムベット

ミニマムベット(minimum bet)とマキシマムベット(maximum bet)にも注意が必要です。

テーブルリミット、table limit

各テーブルには上記のような表示があります。画像の例ではMIN(ミニマム)が100、MAX(マキシマム)が3000といった具合です。

$100以上$3000以内の賭け金である必要があります。こちらもイニシャルディールを始める前に事前にプレイヤーの賭け金をしっかり確認しておきましょう。

その他の注意点を下記にまとめました!

①ダブルダウンの賭け金はオリジナルベットより少なくてもミニマムベット以上である必要があります。

②万が一ミニマムベットやマキシマムベットに気づかずディーリングを行い、後で気付いた場合は必ずスーパーバイザーを呼ぶ必要があります。

どの様な場合においても、ディーラーが間違ってディーリングしてしまった場合は絶対に自分の判断で解決しないことです。必ずスーパーバイザーに報告して解決するようにしましょう!

カジノン

勝手な判断はダメですよ!

チップトレイの取り扱いについて

チップトレイの取り扱いについてはブラックジャックだけではなく、バカラなどの他のゲームにも応用ができます。

オーシャン

ここで覚えてしまいましょう!

①チップを払い出す時は常に外側から内側に向かって取り出します。

この様にプラッキングすると自然に高いデノミのチップが下にきます。

②1列のチップが全てなくなったら向かって左側(予備)のスタックを右側に移動させましょう。

チップを払い出しする時は基本的に向かって右側から取り出します。ゲームが進むとスタックがなくなることがありますので、その際はスタックを移動させましょう。

③各スタックの20番目と21番目の間にスペーサーを入れましょう。

スペーサーというのは丸型透明の物です。ちょうどピンク色(25¢)の所にある物ですね。

これらを各スタックの20番目と21番目の間に入れることによって、20枚をすぐに取り出すことができます。また、もし40枚以上をスタックできるチップトレイであれば40番目と41番目の所にもスペーサーを入れましょう。

オーシャン

必要なくなったスペーサーはどうすればいいのかな?

カジノン

最も高いデノミの一番上に置けばOKです!

④スタックを補充する際は左側を埋めましょう。

向かって左側のスタックはあくまでも予備ですので、補充する際は左側を埋めてから補充を行います。
補充する際はスーパーバイザーの立ち合いが必要です。

デッドゲーム(dead game)の手順

デッドゲーム(dead game)とはプレイヤーが誰もいない時のことです。

もしあなたがディーラーをしていて誰もプレイヤーがいなくなってしまった場合、ずっと突っ立ってる訳にはいきません。

この様な場合は一旦テーブルを一時休止の状態にします。

デッドゲーム時の手順は以下の通りです!

STEP

まずは以下の図の様に、『カードを2分割し、カットカードが2つのデッキを繋ぐ様にテーブルの中央に置きます

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STEP

カードシューからローラーを取り出して、シューの横に置きましょう。

デッドゲームの方法は以上です!

ディーラー交代

カジノン

ずっとディーリングしてて疲れてきた・・・休憩時間になったから休憩室に行こうっと!

オーシャン

ちょっと待って!勝手にテーブルを離れてはいけないよ!ちゃんと手順があるからね!

もちろんお客様を目の前にして勝手にテーブルを離れることは言語道断です。

ちゃんとディーラー交代時にも手順があるので解説していきます!

①途中だったゲームは全て精算まで終わらせる
→例えばカードを配っている最中に交代はしません!

②交代するディーラーはカードシューをテーブル中央に向け、両手(手の平を上に)を出し、新しく入るディーラーの名前を紹介してから退席しますまた不正防止の為テーブルからは目を離さない様にしましょう!
→何も持ってませんよというアピールですね。

③新しく入るディーラーはカードシュー側から入り業務以外の会話は避けます

④交代したディーラーは指定の休憩エリアに向かい、カジノ内での余計な会話は控えましょう

この様な手順となりますのでしっかり覚えておきましょうね!

テーブル閉鎖

続いては『テーブル閉鎖』について解説していきます!

dead gameとは違い、カジノ閉店時などに完全にテーブルを閉鎖する手順です!

STEP

ディーラーはスーパーバイザー (ディーラーの右側に立つ) の目の前で、最高額面のチップが収められたチップを 1本取り出し、ドロップカットを行いトレイに戻すまでを行います。
その後、トレイに残っている全てのチップ (フルスタックと部分スタック) を目視で確認します。

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STEP
チップの計数と記録

スーパーバイザーは各額面の合計金額を「T.I.S.」 (Table Inventory Sheet – テーブルインベントリーシート) に記入し合計額を出します。
ディーラーは各額面の合計金額をスーパーバイザーに読み上げ、「T.I.S.」を受け取ります。
ディーラーは合計額が正しいことを確認し、ディーラーとスーパーバイザーの両方で「T.I.S.」に署名し、完了を確認します。

『T.I.S』とは?→下画像のような用紙を使ってチップがいくらあるのかを確認するものです。

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STEP
T.I.Sの処理

ディーラーはT.I.Sの白いコピーをドロップボックスに投入します。
その後、ディーラーは黄色いコピー を$25チップ が隠れないようにトレイの上に置きます。

STEP
施錠

トレイの上にはバンクリッド (金庫の蓋) を被せスーパーバイザーが施錠して安全にします。

STEP
カードの処理

カードはソーティングを行いカードボックスに戻します。 ソーティングはもちろん使用したそのテーブルで行うようにしましょう!

STEP
備品の施錠

カードシュー / シャッフルマシンなどの全てのゲーム用具を施錠しましょう!

テーブル閉鎖の手順は以上となります!

オーシャン

お疲れ様でした!

イレギュラー

ディーリングをしているとどうしてもイレギュラートラブルがつきものです・・・。

ですが慌てることはありません!

ちゃんとした手順があるのでそれに沿ってすれば何の問題はありません!
このパートでは様々なイレギュラーの対応方法を紹介します!

カードシューの中に表向きのカードが出てきちゃったけどどうすれば?

ゲームには使用せずにそのままディスカードラックに捨てましょう!

プレイヤーに間違って余計なカードを配布してしまった!どうすれば?

イニシャルディール後に誤ってカードを引いてしまいプレイヤー全員に表向きになってしまった場合、そのカードはプレイヤーまたはディーラーに配ることになります。

ただし、カードを受け取らないプレイヤーはそのラウンドでそれ以上カードを引くことはできません。

もし、プレイヤー全員がカードを拒否した場合はディーラーが自分の3枚目のカードとしてそのカードを使用します。 ただし、ディーラーが「ハード」17 以上の場合は、そのカードは破棄します。

自分(ディーラー)に間違って余計なカードを引いてしまった!

ディーラーがハード17 の場合に誤ってカードを引いた場合はそのカードは破棄します。

プレイヤーのヒットを見逃してしまった!

そのプレイヤーは他のすべてのプレイヤーがアクションを終えた後、ハンドをスタンドとするか、最後までプレイするかのオプションを選択できます。 ディーラーへのカード配布はすべてのプレイヤーがハンドを完了するまで行いません。

プレイヤーにカードを配布し忘れてしまった!

①プレイヤーに最初に配られたカードが1枚だけだった場合

他のプレイヤーにヒットする前にそのプレイヤーに2枚目のカードを引くオプションを与えてください。プレイヤーが断った場合はハンドは成立せず、配られたカードを没収します。

②プレイヤーにカードが 1 枚も配られていない場合

ハンドは「ノーハンド」とし、プレイヤーは次のゲームまで待ってもらいます。

自分(ディーラー)にカードを配布し忘れてしまった!

①イニシャルディールでディーラーがまだカードを持っていない場合

プレイヤーに2枚目のカードを配り終えた後、ディーラーは新たに2枚のカードを引いて自分のハンドとします。

②ディーラーがホールカードを持っていないことが発覚しプレイヤーにすでにカードが配られている場合

ディーラーは残りのプレイヤーの手に対してアクションを終えたに1枚のカードをホールカードとして引き取ります。

いずれも上記の手順を状況に適さないと思われる場合はプレイヤーはハンドから降りる選択肢を与えられます。

上記な対応をする場合は必ずスーパーバイザーに報告してから行いましょう

ゲームプロテクション

オーシャン

ディーリングにおいて、いやカジノディーラーとして最も大事な『ゲームプロテクション』について解説します!

カジノン

いくらディーリングが出来てもゲームプロテクションができなければ意味がありません!

          ブラックジャックゲームプロテクション7箇条!

①dead gameでもチップトレイから決して目を離さない!
②カードの不具合を見つけたらすぐにスーパーバイザーに報告を!
③常にテーブルの正面に立ってテーブルにもたれかかったりはしない!
④賭け金付近に手を近づけるプレイヤーには注意を払う!
⑤プレイヤーの動きに疑問や疑いがある場合はスーパーバイザーに伝える!
⑥$25以上の賭け金に対してカードを配布する時は、ディーラーは「チェックスプレイ」(checks play)とコールします。 プレイヤーが$100チップを賭ける時は、「ブラックチェック(ス)インアクション」(black check(s)in action)とコールします。

※ スーパーバイザーがこのようなアクションを把握したら、以降プレイヤーが同様の額を賭けてもコールする必要はありません。

⑦ディーラーは手順書に定められたルールと規制に従って、ゲーム全体の進行に対して責任を負っています。もしミスが発生した場合はすぐにスーパーバイザーに知らせる必要があり、 決して独断で判断するのはNGです。 修正やエラーの処理はすべてスーパーバイザーの指示に従って行わなければなりません。

まとめ

ブラックジャックでのイレギュラー対応やその他の心得るべきことはいかがでしたでしょうか?

ディーリングも大切ですが、誰しもミスは犯してしまうのもです。

その時のリカバリー方法を知っていればカジノディーラーとして更に成長できることでしょう!

特にゲームプロテクションは大事です。

これが守れないといくら世界一のディーリングを技術を持っていても意味はありません。

ディーリング中は常にゲームプロテクションを意識しましょう!

次はいよいよブラックジャック最後の章!『チップ(心付け)のディーリング方法』について紹介します!

カジノン

いよいよブラックジャックディーリングはフィナーレです!

カジノによってはハウスルールがあり方法が異なる場合がありますのでご了承下さい

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