オーシャン今回は、ルーレットの「配当オッズ」と「アウトサイドベットの支払い方」について解説していくよ!



前回は負けチップを回収するところまでだったよね?



そう!今回はその次のステップ。
勝っているベットに対して、どうやって正しく支払うのかを学んでいこう!
当記事はこんな方にオススメです!



ルーレットの配当オッズを覚えたい!



アウトサイドベットの支払い方を学びたい!



カジノディーラーとして正しいペイアウト手順を身につけたい!
前回の記事では、ルーレットでボールが止まった後の「当たり番号確認」「ドリーの置き方」「負けチップ回収」について解説しました。
まだ前回の記事をご覧になっていない方は、ぜひ下の記事からどうぞ!


今回のルーレットディーリングでは、負けチップを回収した後に行う「勝ちベットへの支払い」について解説します。
ルーレットはベットの種類が多く、それぞれ配当オッズが違います。



いよいよ支払いだね!間違えたら大変そう……!



そうだね!だからこそ、順番にしっかり覚えていこう!
ルーレットの主な配当一覧
まずは、ルーレットでよく使われる配当を整理しておきましょう。
| ベット名 | カバーする範囲 | 配当 |
|---|---|---|
| ストレートアップ | 1つの番号 | 35:1 |
| スプリット | 2つの番号 | 17:1 |
| ストリート | 3つの番号 | 11:1 |
| コーナー | 4つの番号 | 8:1 |
| バスケット | 0・00・1・2・3 | 6:1 |
| シックスライン | 6つの番号 | 5:1 |
| ダズン | 12個の番号 | 2:1 |
| コラム | 12個の番号 | 2:1 |
| 1-18 / 19-36 | 18個の番号 | 1:1 |
| EVEN / ODD | 18個の番号 | 1:1 |
| RED / BLACK | 18個の番号 | 1:1 |
ここで大切なのは、配当の数字の意味です。
例えば「35:1」は、ベット1枚に対して35枚分の配当を支払うという意味です。
プレイヤーが1枚ベットしていた場合、配当として35枚を支払います。
ただし、実際のテーブルでは勝ったベット自体はその場に残っているため、プレイヤーから見ると「ベット1枚+配当35枚」で合計36枚分になるイメージです。



つまり、1枚賭けて35:1なら、支払いは35枚分なんだね!
アウトサイドベットの支払いに入る前に
負けチップを回収したら、すぐに支払いを始めるのではなく、まずレイアウトを確認します。
確認するポイントは以下です。
- ドリーは正しい番号に置かれているか
- 勝っているアウトサイドベットはどれか
- 支払い対象のベットにチップが残っているか
- 同じエリアに複数色のチップが混ざっていないか
- 支払いに必要なチップが手元にあるか
- スーパーバイザーの視界を遮らないか
アウトサイドベットの支払いは、インサイドベットより簡単に見えるかもしれません。
しかし、支払いエリアが広く、複数のプレイヤーのチップが同じエリアに置かれることもあります。
そのため、雑に支払うとミスが起きやすい部分でもあります。



では支払い時のポイントを『4つ』紹介していくよ!
①支払い時に両手で同時に払わない
アウトサイドベットを支払う時に大切なのは、両手で同時に別々のベットを支払わないことです。
例えば、右手でBLACKを支払いながら、左手でODDを支払うような動きは避けます。
理由は、スーパーバイザーがディーラーの動きを確認しにくくなるからです。
カジノでは、ディーラーの手元が常に見えていることが大切です。
支払いは正確であるだけでなく、周りから見ても透明性のある動きでなければいけません。



速く払おうとして両手でやった方がよさそうに見えるけど、ダメなんだね!



そう!カジノでは、速さよりも正確さと見えやすさが大切だよ!
②支払いは1エリアずつ行う
アウトサイドベットの支払いは、1つのエリアごとに完了させてから次へ進みます。
例えば、BLACKを支払っている途中で、途中からODDに移ったりしてはいけません。
1つのエリアを支払い始めたら、そのエリアの支払いを最後まで完了させます。
その後、次のエリアへ移ります。
これにより、どこまで支払ったかが明確になります。
プレイヤーにとっても、スーパーバイザーにとっても、支払い状況がわかりやすくなります。
支払いは綺麗に置く
配当チップは、できるだけ勝っているベットエリア内に綺麗に置きます。
ただし、ColumnやDozenのような広いエリアでは、チップを無理にレイアウトの中へ重ねすぎると、数字エリアや他のベットにかかってしまうことがあります。
その場合は、ベットエリアから少し押し出すようにして、見やすく綺麗に支払います。
特にDozenを支払う時は、勝っているシックスラインやストリートの上にチップが残ったり、重なったりしないよう注意しましょう。
支払いが雑だと、次のインサイドベットの支払いにも影響します。
③フルスタックから支払う
アウトサイドベットの支払いは、基本的にフルスタックから行います。
フルスタックとは整った状態のチップスタックのことです。つまり20枚のことですね。
支払いのたびにバラバラのチップをかき集めると、枚数確認に時間がかかり、ミスも起きやすくなります。
また、チップアップは原則として、フルスタックが使えない場合に行います。
チップアップとはバラバラのチップを整理して積み直す作業のことです。
支払いでは、できるだけ綺麗なスタックを使い、正確で見やすいペイアウトを心がけましょう。
④複数カラーがある場合の注意点
アウトサイドベットには、複数のプレイヤーがそれぞれ違う色のチップを置いていることがあります。
その場合、ディーラーはそれぞれのプレイヤーのチップに対して正しく支払わなければいけません。
ただし、支払いのために一度に多くのカラーをワークエリアへ持ってくると、かえって混乱します。
基本的には、同時に扱うカラーを増やしすぎないようにします。
もし勝ちエリアに3色以上のチップがある場合は、レイアウト全体を見失わないように注意しながら、必要なカラーを順番に取りに行きます。
この時、完全に視線をフロートへ向けてしまい、レイアウトから目を切るのは避けましょう。



支払い中もレイアウトから意識を外さないことが大事だよ!



チップを取りに行く時も、テーブルを守る意識が必要なんだね!
アウトサイドベットの支払い順序
アウトサイドベットは、決められた順番で支払います。
支払い順序を守ることで、支払い漏れや重複支払いを防ぎます。
基本の流れは以下の通りです!


この順番は、前回解説した負けチップ回収の流れと全く同じなので覚えておきましょう!
ディーラーは、レイアウトを一定の流れで処理することで、ミスを防ぐことができます。
コーテシーラインの勝ちベットは先に支払う
アメリカンルーレットには、0と00に関係するコーテシーラインがあります。
これは、0と00のスプリットベットを置くための便利なラインです。
もしコーテシーライン上に勝ちベットがある場合、そのベットは動かさず、先に支払います。
0や00が当たりの場合は、通常のアウトサイドベットとは流れが変わることがあります。
そのため、0や00周辺、コーテシーライン、バスケット周辺のベットは特に慎重に確認しましょう。
勝ちベットはすべて支払いが終わるまで動かさない
アウトサイドベットの支払い中は、勝ちベットをすぐにプレイヤーへ返してはいけません。
すべてのアウトサイドベットの支払いが終わるまで、勝ちベットはその場に残しておきます。
これは、どのエリアを支払ったかを確認できるようにするためです。
プレイヤーが勝ちチップをすぐに取りたがる場合もありますが、その時は丁寧に伝えます。
例えば・・・



Please leave your winning bets until all areas have been paid.
のように、すべての支払いが終わるまで勝ちベットを残してもらうよう案内します。
そして、すべてのアウトサイドベットの支払いが完了したら、



Collect your bets please.
とアナウンスし、プレイヤーにベットを回収してもらいます。



支払い確認のために、全エリアの支払いが終わるまで残しておきまよう!
支払いを途中で止めたままチップを取りに行かない
アウトサイドベットの支払いでは、途中まで支払った状態でチップを取りに行くのは避けます。
例えば、20枚支払う必要があるのに10枚だけ置いて、残り10枚を取りに行くような状態です。
これをしてしまうと、どこまで支払ったのかがわかりにくくなります。
プレイヤーから見ても、スーパーバイザーから見ても、支払いが完了しているのか途中なのかが曖昧になります。
支払いは、必ずそのエリアを完了させてから次へ進みましょう!
大きな配当がある場合
アウトサイドベットでも、大きな金額の支払いになることがあります。
特にDozenやColumnに大きなベットが置かれている場合、2:1のため支払い額が大きくなります。
大きな配当では、カラーのチップだけで支払うのではなく、同額のキャッシュバリューチップを使う場合もあります。
その場合は、まず勝ちベットをドロップカットして金額を確認します。
そして、支払い額をアナウンスし、ディーラーの手元で配当を作ってからプレイヤーへ支払います。
大きな支払いほど、見える形で確認しながら進めることが大切です。
テーブルリミットを超えている場合
もしベットがテーブルの最大額を超えているように見える場合は、支払い時に注意が必要です。
その場合は「plays to the table limit」とアナウンスされることがあります。
これは、テーブル最大額までしか有効にしないという意味です。
ディーラーがスピン前に気づける場合は、超過分を修正するのが理想です。
しかし、結果が出た後に気づいた場合は、勝手に判断せず、スーパーバイザーの指示に従いましょう。



何か困ったことがあったらまずスーパーバイザーに報告しよう!
まとめ
今回は、ルーレットディーリングにおける「配当オッズ」と「アウトサイドベットの支払い方」について解説しました。
ルーレットはベットの種類が多く、配当もそれぞれ違います。
そのため、ディーラーは配当オッズを正確に覚え、支払い順序を守ってペイアウトを行う必要があります。
また、複数のプレイヤーが同じエリアにベットすることも多く、支払い漏れや重複支払いが起きやすい部分でもあります。
初心者ディーラーのうちは、スピードよりも正確さを意識しましょう!
毎回、
- 勝ちエリアを確認する
- 支払い倍率を確認する
- 支払い順序を守る
- 1エリアずつ支払う
- すべて支払い終わってから回収案内をする
という流れを丁寧に行うことが大切です。
慣れてくると、自然に支払いスピードも上がっていくはずですよ!



配当オッズとアウトサイドベット支払いができるようになると、ルーレットディーリングがかなり実践的になるよ!



次はインサイドベットの支払いかな?



その通り!次回は、ルーレットのインサイドベットへのペイアウト手順について解説していくよ!
① テーブルオープン・フロート確認
② 基本姿勢とベット管理
③ スピンとノーモアベット
④ 当たり番号の確認・ドリー・負けチップ回収
⑤ 配当オッズとアウトサイドベットの支払い
⑥ インサイドベットの支払い← Next!!!
⑦ キャッシュチェンジ・カラーチェンジ・カラーアップ
⑧ ゲームプロテクション・テーブルクローズ
⑨ チップ・心付け・イレギュラー対応

コメント