マネーロンダリングって何?
えっ?!知らないの?カジノでのマネーロンダリングは大問題になっているのに!
そうなんだ!それは知っておかないと!
わかった!じゃあ解説していくね!
当記事はこんな方にオススメです!
マネーロンダリングって何?
カジノの対策は?
暴力団がカジノに来ないか心配・・・
日本でまだまだ馴染みのない『マネーロンダリング』について詳しく解説していきます!
海外では問題になっているマネーロンダリングですが、日本にカジノが出来た時にももちろん対策というのが取られる予定となっています。
ギャンブル依存症対策と同じくマネーロンダリング対策というのも重要になっています。
今回はそのマネーロンダリングについて紹介していきます!
そもそもマネーロンダリングって何?
マネーロンダリングって何?
という疑問にまずはお答えしていこうと思います。
日本語でいう資金洗浄のこと。
麻薬取引、脱税、粉飾決算などの犯罪によって得られた資金(汚れたお金)を、資金の出所をわからなくするために、架空または他人名義の金融機関口座などを利用して、転々と送金を繰り返したり、株や債券の購入や大口寄付などを行ったりします。
これは、捜査機関による差し押さえや摘発を逃れるための行為で、世界中で巨大な闇のお金として悪用されることもあります。
もちろんこれらの行為は法律で禁止されています。
出典:SMBC日興証券
簡単に言うと、『犯罪などで得た非合法な資金を合法な資金に変える』方法のことです。
これらの行為は法律で禁止されています。
このような行為を未然に防止するために、私達の生活でも実はマネーロンダリング対策が取られていることはご存じでしょうか?
2007年の1月から10万円以上の現金でのATM振り込みができなくなりました。
これにより10万円以上の現金振り込みは窓口での本人確認が必要となったのです。
カジノで簡単にマネーロンダリングできる?!
実はカジノはものの一瞬でマネーロンダリングができてしまいます。
『お金をチップに交換するだけ』でマネーロンダリングができてしまうのがカジノの大きな特徴であり、弱点でもあります。
チップに換金して適当に遊んで、換金すればそれは合法なお金に変わってしまいます。
大金を一度に変えると怪しまれるので、人数を増やして分散させるという手口ということもあります。
または換金したチップを仲間に渡して、換金したり、適当に遊んで難なく合法なお金に換金したりいう手口があります。
このように容易にマネーロンダリングがカジノでできてしまうのです。
海外のカジノではこのマネーロンダリング対策をしないと政府から営業停止命令が下り、多額の罰金(数億円)が課せられるなどの厳しい措置が取られます。
日本にカジノができたらどういう対策が取られるのかな?
それを今から解説していくよ!
カジノ管理委員会のマネーロンダリング対策とは?
さて、このようなマネーロンダリングの実情を踏まえ日本政府が発足させたカジノ管理委員会が考えるマネーロンダリング対策について解説していきます!
日本でのマネーロンダリング対策は諸外国と比べてかなり厳しくトップクラスです。
その対策をまとめてみました!
以下カジノ管理委員会HPより一部抜粋
FATFからの勧告で求められる対策
FATFとはFinancial Action Task Forceの略で通称ファトフと呼ばれています。
この機関は国際的にマネーロンダリング対策やテロ資金対策における協調指導や推進などを行っています。
そのファトフから求められる対策は以下の通りです。
①カジノ営業などの免許制度を設ける
②取引時の確認、疑わしい取引の届け出
③内部管理体制の整備
諸外国で実施されている対策
①背面調査による事業者や従業者からの反社会勢力の排除
②入場者から反社会勢力の排除
③施設の構造と設備基準を設ける
④公正なゲーミングの実施
⑤100万円超の現金取引の届出
⑥施設内の警戒と監視
(1)と(2)の対策合わせただけでも十分な対策が行われているかと思いますが、私が申し上げている様に更なる対策が盛り込まれる予定となっています。
また日本においても暴力団などの反社会勢力は徹底的にカジノから排除される予定となっています。
安心してカジノに行くことができるね!
日本独自の対策
①顧客の指示を受けて行う送金先を本人の口座に限定
②チップの譲渡・譲受け禁止
③チップの持ち出し禁止
④自己評価と監査の結果をカジノ管理委員会に報告
②のチップ譲渡・譲受け禁止についてはかなり厳しい措置が取られていますね。
カジノディーラーの立場から見てもテーブル上でその様な行為が無いように見張る必要が出て来そうですね。
一部の報道ではマイナンバーカード等を使用してカジノに入場する時のチップ枚数を記録し、その後のゲーム勝敗も全て記録され、カジノ退出時に計算が合うかなどの措置が取られる様です。
そうすればチップを譲渡したのかなど全て把握されてしまいますね。
顧客からすれば入場料(日本人のみ)は払わないといけないし、データを調べられるので色々手間と時間がかかりそうです・・・。
③チップの持ち出し禁止については、諸外国のカジノでは基本的には問題ないですがチップコレクターの方にとっては大問題となりそうですね。
日本だけ厳しすぎると批判になるかも知れません。
せっかく世界中のチップ集めていたのに残念・・・
これらの対策詳細については以下のリンクからどうぞ。
まとめ
カジノ管理委員会が考えるマネーロンダリング対策はいかがでしょうか?
厳しすぎる?まだまだ緩い?様々なご意見があるかと思いますが、少なくとも私は十分に厳しいと思います。
ここまで厳しいとせっかくの観光大国としてこれから日本を売っていかないといけないのに、カジノに遊びにきた訪日客ががっかりしてしまうのではないかと個人的には危惧しています。
厳しくしないといけない背景には一部国民の意見やこれまでカジノを牽制し続けてきた経緯など様々な要因があると思います。
バランスを取るには非常に難しいとは思いますが、何よりも顧客が満足して笑顔で遊べるカジノに出来たらいいなと思いますね。
カジノ管理委員会が考えるギャンブル依存症についても取り上げていますので是非ご覧下さい!
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