オーシャン前回は、ルーレットディーラーの基本姿勢とベット管理について紹介したね!



レイアウトから目を離さないこと、ミニマム・マックスベットを確認することが大事だったね!





そうだね!
そして今回は、いよいよルーレットの見せ場でもあるスピンに入っていくよ!



ついにボールを投げるんだね!
ルーレットディーラーといえば、やっぱりあの動きだよね!



ただ投げると言ってもホイールの回転方向、ボールの投げる方向、ノーモアベットのタイミング、スピン中のレイアウト監視まで、すべて大切なディーリング技術なんだ!
当記事はこんな方にオススメです!



ルーレットのスピン方法を知りたい!



ノーモアベットのタイミングや所作を覚えたい!



ノースピンやリスピンの対応を学びたい!
ルーレットディーリングの中でもスピンはかなり重要な動作です。
ホイールを回して、ボールを投げる。
この動きだけを見ると簡単そうに見えるかもしれません。
しかし、実際のカジノディーラーは、スピンをしながらもレイアウト上のベットを確認し、遅れたベットや不明確なベットにも注意しています。
さらに、ボールが正しく回らなかった場合は、ノースピンやリスピンの判断が必要になることもあります。
今回はルーレットディーリング③として、スピンとノーモアベットの基本手について紹介していきます



ではいきましょう!
スピンの基本手順
まずはルーレットのスピンの基本手順や注意点など6点解説していきます!
①プレイヤーに十分なベット時間を与える
ディーラーは、いきなりボールを投げてはいけません。
まずはプレイヤーがベットを置くための時間をしっかり与えます。
ルーレットは、ストレートアップ、スプリット、ストリート、コーナー、シックスライン、ダズン、コラム、赤黒など、ベットの種類が多いゲームです。
プレイヤーによっては、複数の場所にチップを置くこともあります。
そのため、ディーラーはプレイヤーの様子を見ながら、十分にベットする時間を作る必要があります。
ただし、あまり長く待ちすぎるとゲームテンポが悪くなります。
大切なのは、プレイヤーに必要な時間を与えつつ、スムーズにゲームを進行することです。



プレイヤーの賭け具合を見計らったらいざスピンの手順へ!
②ホイールを適切なスピードで回す
プレイヤーのベット状況を確認したら、ディーラーはホイールを回します。
ホイールは速すぎても遅すぎてもよくありません。
速すぎると、プレイヤーやディーラーが番号を確認しづらくなります。
逆に遅すぎると、ボールがうまく跳ねなかったり、自然なスピンにならなかったりします。
目安としては・・・
ボールがホイールに当たったときにしっかり跳ねるくらいのスピード、もしくは回っているホイール上の番号読み取れるぐらいです。



速ければ速いほどいいわけじゃないんだね!



そうだね!
適切なスピードで、安定したスピンをすることが大切なんだ!
③ホイールの回転方向は毎回交互にする
ルーレットでは、ホイールの回転方向を毎回交互にします。
例えば・・・
・1回目は時計回り
・2回目は反時計回り
・3回目は時計回り
・4回目は反時計回り
というように、スピンごとに方向を変えます。
これはルーレットの基本的な手順の1つです。
同じ方向ばかりに回し続けるのではなく、前回とは反対方向に回すことを意識しましょう。


④ボールはホイールの回転と反対方向に投げる
ホイールを回したら次にボールを投げます。
ここで重要なのは、ボールはホイールの回転と反対方向に投げるということです。
例えば・・・
・ホイールが時計回りなら、ボールは反時計回り
・ホイールが反時計回りなら、ボールは時計回り
に投げます。


ホイールとボールが同じ方向に回ってしまうと、正しいスピンとはいえません。
この場合、状況によってはノースピンの対象になる可能性があります。



ホイールとボールは反対方向なんだね~!



そう!
これはルーレットスピンのかなり基本だから、必ず覚えておこう!
⑤ボールを投げる時にホイールをのぞき込まない
ボールを投げる時、ディーラーはホイールの中をじっと見ながら投げてはいけません。
なぜなら、ディーラーがホイールを見込みながらボールを投げると、プレイヤーに
「狙って投げているのでは?」
と思われる可能性があるからです。
もちろん、ディーラーが番号を狙ってボールを落とすことはできません。
しかし、カジノでは実際にコントロールしていないことだけでなく、コントロールしているように見えないことも大切です。
ディーラーやスーパーバイザーは、ボールの結果に影響を与えているような印象を持たれないように注意しなければいけません。
⑥ボールはリムに長く持たない
ボールを投げる準備をしたら、できるだけスムーズにリリースします。
ボールをリムの上で長く持ち続けてはいけません。
リムとはルーレットホイールの外側の縁の部分です。
ボールを長く持っていると、タイミングを計っているように見える可能性があります。
そのため、ボールを持ったら自然な流れでリリースしましょう。
スピンの動作は、派手さよりも自然さと正確さが大切です。



やっとスピンができた!
これでもう待つだけだね!?



とんでもない!
ここからが本番だよ!!
スピン中のディーラーの仕事
ボールを投げたらディーラーの仕事が終わるわけではありません。
むしろ、ボールを投げた後こそ重要です。
スピン中、ディーラーはホイールだけを見ていてはいけません。
基本的には、レイアウトを見てベットの状態を確認します。
レイアウトを確認する
ボールが回っている間、ディーラーはレイアウト上のベットを確認します。
特に注意するのは以下です。
・ミニマム未満のベット
・マックスを超えているベット
・不明確なベット
・置き場所がずれているベット
・複数色が混ざったチップ
・遅れたベット
・現金が置かれている場合
・アウトサイドベットの置き方
ルーレットはボールが回っている間もプレイヤーがベットを置くことがあります。
そのため、ディーラーはボールを投げた後も、ゲームを守るためにレイアウト全体を見続ける必要があります。



気を抜けないね・・・!
不明確なベットは確認する
スピン中に、チップの置き方があいまいなベットを見つけることがあります。
例えば・・・
・ストレートアップなのかスプリットなのか分かりにくい
・ライン上から少しズレている
・チップが横に並んでいてどのベットか分かりづらい
・プレイヤーが遠くから投げ入れたため位置があいまい
このような場合は、ディーラーが勝手に判断してはいけません。
可能であればプレイヤーに確認します。
英語では・・・



「Is this a split?」
「Is this straight up?」
「Where would you like this bet?」
のように確認できます。
もし確認できない場合は、そのベットがどのように見えるかをはっきり声に出して伝えます。
それでも判断できない場合は、そのスピンではノーベットとして返す対応もあります。
プレイヤーのベットを置く場合は復唱する
プレイヤーが遠くの数字にベットしたい場合、ディーラーにチップを渡して



「この番号に置いてください!」
と依頼することがあります。
これをコールベットのような形で受ける場合、ディーラーは必ず復唱します。
例えば・・・



「17 straight up」
「17 and 20 split」
「3rd dozen」
のように、どこにベットするのかを声に出して確認します。
これは、プレイヤーとの認識違いを防ぐためです。
復唱せずに置いてしまうと、結果が出た後に



「そこじゃなかった!!!」
「その番号に置いてほしかった!!!」
というトラブルになる可能性があります。



ちゃんとプレイヤーと確実なコミュニケーションを取ろう!
遅れたベットは丁寧に断る
スピン中、タイミングが遅すぎるベットが入ることがあります。
その場合は、丁寧に断ります。
基本的な声かけは・・・



「Sorry sir / madam, too late this spin」
日本語にすると、「申し訳ありません、今回は間に合いません」という意味です。
大切なのは、プレイヤーを恥ずかしがらせないことです。
初心者プレイヤーは、ノーモアベットのタイミングを知らない場合もあります。
そのため、強く注意するのではなく、ルールを守りながら丁寧に案内しましょう。
現金が置かれた場合の対応
スピン中に、プレイヤーが現金を出してチップに替えようとすることがあります。
この場合、時間に余裕があり、ゲーム進行に支障がなければチップへ交換できる場合もあります。
しかし時間がない場合は、その現金をベットとして扱ってはいけません。
その場合は、



「No bet, change only」
と伝えます。
日本語にすると「ベットではなく、両替のみです」という意味です。
現金はそのままベットとしてプレイできません。
現金が置かれた場合は、チップへの交換処理として扱う必要があります。
混ざった色のチップを整理し置き方が悪いベットは整える
アウトサイドベットなどに複数色のチップが混ざっている場合は、可能であれば整理します。
特にルーレットでは、プレイヤーごとに色の違うノンバリューチップを使うため、チップの色が混ざると誰のベットか分かりにくくなります。
スピン中に余裕があれば、色を分けて見やすくします。
ただし、無理に触る必要はありません。
またベットが正しい場所に置かれていない場合は、可能であれば整えます。
例えば、17/20のスプリットに2枚のチップが横並びで置かれている場合、1つのスタックとしてスプリットライン上にまとめます。
このように、ベットが見やすくなるように整理することで、結果が出た後のトラブルを防ぎやすくなります。
ただし、ここでも勝手な判断は禁物です。
不明確なベットは、まず確認することが大切です。
チップを触ることでかえってトラブルになりそうな場合は、スーパーバイザーの指示を待ちましょう。


スーパーバイザーの指示を聞く
スピン中、ディーラーはレイアウトを見ながら、スーパーバイザーの指示にも注意します。
スーパーバイザーから指示があった場合は、すぐに対応します。
ルーレットはプレイヤーの数が多く、ベットも広範囲に置かれるため、ディーラー1人だけでは見落としが出ることもあります。
ディーラーとスーパーバイザーが連携することで、安全で公平なゲーム進行ができます。
ノーモアベット!
ノーモアベットとはベットの受付を締め切る合図です。
ルーレットでは、ボールがポケットに落ちる前にベットを締め切ります。
ポイントとしてはボールが遅くなってきた音を聞きます。
ボールがスピードを落としてきたと感じたら・・・



「No more bets, thank you」
と宣言します。
ノーモアベットを宣言するときは、外側の腕を使って、レイアウト上を横にまっすぐ動かします。


「ここから先はベットを受け付けません」
ということをプレイヤーに分かりやすく示すためです。
ポイントは以下です。
・声をはっきり出す
・腕を横にまっすぐ動かす
・動作を小さくしすぎない
・レイアウト全体に伝わるように行う
・その後のベットは受け付けない
ノーモアベットの所作は、ディーラーの信頼感にもつながります。
曖昧な声や小さな動きでは、プレイヤーに伝わりにくくなります。
はっきりとした声と動作で、ベット締切を明確に伝えましょう。



ノーモアベットって、声だけじゃなくて腕の動きも大事なんだね!



そう!
誰が見ても「ここで締め切った」と分かる動きにすることが大切だよ!
ノースピンとは?
ここからは、イレギュラー対応としてノースピンについて紹介します。
ノースピンとは正しいスピンとして成立しないと判断される状態のことです。
通常のスピンとして扱えない場合、ディーラーまたはスーパーバイザーが



「No spin」
と宣言します。
ノースピンになる可能性があるケースは以下です。
・ボールがホイールを3周未満しか回らなかった
・ホイールの中や上に異物(チップなど)が入った
・ボールがホイールと同じ方向に回ってしまった
・ボールがホイールの外へ飛び出した
・ボールがシールドに当たって戻った
・ボールがリムの上を走ってからホイール内に戻った
・ディーラーがボールを落とすなど、スピン時にミスをした
このような場合、通常のスピンとして扱うと公平性に問題が出る可能性があります。
そのため、必要に応じてノースピンを宣言します。
その後、可能であればボールが落ちる前に止めます。
そして、ボールまたは予備ボールを前回の当たり番号に置きます。
その状態で、ホイールを反対方向に少なくとも1回転させます。
これは、プレイヤーに対してボールが正しい位置に置かれていることを見せるためです。
その後、ホイールの回転方向を反転させ、改めてリスピンします。



ノースピンになったら、すぐに投げ直すだけじゃないんだね!



そう!
前回の当たり番号にボールを置いて、手順通りにやり直すことが大切なんだ!
予備ボールを使う場合
ボールがホイールの外に飛び出した場合などは、予備ボールを使うことがあります。
例えば、プレイヤーが飛び出したボールを拾った場合は、そのボールをすぐに使わず、スーパーバイザーが確認します。
その間は、予備ボールを使用します。
ただし、ディーラーが勝手にボールを交換してはいけません。
予備ボールを使う場合は、スーパーバイザーや管理者の指示に従います。
ルーレットボールはゲーム結果に直結する大切な道具です。
そのため、ボールの交換や使用には厳格な管理が必要です。
まとめ
今回はルーレットディーリング③として、スピンとノーモアベットについて紹介しました。
ルーレットのスピンは、見た目には華やかでシンプルに見えます。
しかし、実際にはホイール操作、ボール投入、レイアウト監視、ベット締切、イレギュラー対応まで、多くの要素が含まれています。
特に大切なのは、
ボールを投げた後もレイアウトから目を離さないこと
です。
ルーレットディーラーは、ホイールを回す人ではなく、ゲーム全体を守る人です。
最初はスピンの動作に意識が向きがちですが、慣れてきたらレイアウト全体を見る力も身につけていきましょう!
この次は、ルーレットディーリング④として、
当たり番号の確認・ドリーの置き方・負けチップ回収
について解説していきます!
① テーブルオープン・フロート確認
② 基本姿勢とベット管理
③ スピンとノーモアベット
④ 当たり番号の確認・ドリー・負けチップ回収 ← Next!!!
⑤ 配当オッズとアウトサイドベットの支払い
⑥ インサイドベットの支払い
⑦ キャッシュチェンジ・カラーチェンジ・カラーアップ
⑧ ゲームプロテクション・テーブルクローズ
⑨ チップ・心付け・イレギュラー対応



次はボールが落ちた後の動きです。
当たり番号を確認し、ドリーを置き、負けチップを回収するまでの流れを学んでいきましょう!

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