海外で働くことになったんだけど何をどうしたらいいの?!
パスポートにVISA、他にも色んな書類が必要だよ!
全然わからないから教えて!
当記事はこんな方にオススメです!
海外で働くことになったんだけどどうしたらいい?
クルーズ船の場合は他に何を用意したらいい?
将来海外で働きたいと思っているんだけど・・・参考にしたい!
海外に就職が決まったあなた、将来海外で働いてみたいと思ったあなた、海外クルーズ船での仕事が決まったあなた!
これから用意する書類やら準備がとても大変だと思います。
でも安心してください!
この記事を読むことで海外クルーズ船に就職が決まったらすべきことが全部わかります!
ぜひ参考にしてくださいね!
はじめに
おはようございます、こんにちは、こんばんは!
オーシャンです!
今回は前回の記事に続き、海外クルーズ船で働く為の書類集めについて書きたいと思います!
もちろんクルーズ船だけではなく、海外で働くことになったあなたもためになる情報をのせていますのでぜひご覧ください!
ちなみに前回の記事はこちらです。
就職までの道のりを紹介しています!
必要書類のあれこれ
パスポート
海外へ仕事する為には絶対に必要なのが『パスポート』です!
そもそも海外に旅行に行く時にでも必要なものですよね!
クルーズ船においても必ず必要になるものです。
海外に仕事に行く場合などの長期滞在においては、有効期限をよく確認する必要があります。
例えば私で言うと来年の1月から仕事ですが、その年の4月にパスポートの期限が切れてしまうとすぐ更新しないといけません。
よって十分に有効期限を確保する必要があります!
パスポートには5年と10年有効の2種類がありますので、滞在期間によって申請しましょう!
個人的には10年がオススメです。
値段もそんなに変わりませんし、どうせなら長い方がいいですよ!
10年有効が16,000円で、5年有効が11,000円になります。
ちなみにパスポートを新規で作る場合は1週間ぐらいかかるので、余裕を持って申請しましょう!
申請の場合は外務省のホームページをご覧下さいね。
VISA
VISAというのは査証と言われるもので、通常外国に行く場合は必需品のパスポート以外にこのVISAというその国から入国して良いですよという書類になります。
日本のパスポートは世界最強のパスポートであり、ほとんどの国ではVISAが不要です。
しかしながら、それは観光目的である場合です。
就労する場合は就労VISAが必要です。
私の就職先の海外クルーズ船の場合はアメリカの『C1/D』VISAというのが必要です。
C1というのは、通過VISAのことで、アメリカをすぐに通過して他の国に行くためのVISAです。
Dというのは、クルーVISAのことで、アメリカに入国や着陸する飛行機や船舶で乗務を行う乗員の為のVISAになります。
このパートではアメリカのVISAの取り方をご説明します!
VISAの種類を確認&DS-160の作成
まずは以下のアメリカ大使館・領事館のサイトから必要なVISAの種類を確認しましょう。
確認した後は、ほとんどのVISAで『DS-160』というVISA申請の為のフォームがありますので、これを作成していきましょう。
これはオンラインで作成できますので、まずこちらのガイドラインをご覧下さい。
注意点がありますので熟読することをオススメします。
読んで頂いたらさぁ作成!と行きたい所ですが、この領事館のサイトはリンクが多すぎて、どこから作成できるのか訳が分からず苦労しました・・・。
なので順序よくこの記事を読んで頂いたらスムーズにVISA申請できると思います!
では、こちらのサイトから作成していきましょう!
ちなみにですが、ボット防止の為に頻繁にセキュリティコードを入力する必要があり、また入力に時間がかかるとセッションエラーとなって、サイトに再アクセスしないといけないことがあり結構時間がかかります・・・
頑張って入力しましょうね!
最初に作成したら、秘密の質問を設定する必要があります。
この設定するページの右上にアプリケーションのIDがあるので、必ずスクショするかメモしておきましょう!
これを忘れるとセッションエラーとなった場合に、最初から全て再入力しないといけません!
支払い&面接予約
DS-160を作成できたらアメリカ領事館で面接の予約をしましょう!
まずはこちらのサイトからユーザー登録をしましょう!
ユーザー登録をし終わったら、ホーム画面の『新申請手続き/面接予約/郵送申請』をクリックして、VISA発行に必要な料金を支払いましょう。
ココをクリックして、VISAの支払いと面接の予約をします。
支払いには3つの方法があります。
①Pay Easy対応のATM
②オンラインバンキング(ネットバンキング)
③クレジットカード
支払いが終われば『受付番号』が表示されますので、こちらも必ずメモをしておきます。
ちなみにVISAの費用は17,000円程でした。
USドルで支払うので多少は変動します。
その後、面接の予約をします。
日時は平日の午前中がほとんどでした。
それも週に3日程の限られた時間しかありませんので、お仕事がある方は日程調整が必要です。
面接準備と面接日当日!
領事館に行く前に持ち物を確認しましょう!
持ち物チェックリストが領事館のホームページにありますので、必ず確認するようにしましょう!
一つでも欠けると面接が受けられない可能性があります。
持ち物を確認したら、次は領事館・大使館に持ち込める持ち物が細かく決まっていますので注意してください!
セキュリティーが厳重で警察官がたくさん警備しています。
トラブルにならないように気を付けましょう!
〇大使館への持込み可能なもの
・携帯電話1台のみ
・手持ち可能なバッグ1点のみ(25cm×25cm以下)
・VISA申請関連が入った透明なクリアフォルダー
・傘、ただし荷物検査前にセキュリティーゲート外の傘立てに置くこと
✖大使館への持込みができないもの
・ノートパソコン、iPad 、USBメモリ、電子手帳、スマートウォッチ、ポケベル、カメラ、オーディオ/ビデオカセット、コンパクトディスク、MP3、フロッピーディスク、ポータブル音楽プレーヤーなどの電子機器
・許可されたサイズ(25cmx25cm以下)を超える大きなかばん(バックパック、リュックサック、ブリーフケース、旅行かばん、スーツケースなど)
・食品全般、煙草、葉巻、マッチ、ライター
・はさみやナイフ、爪やすりなどの先の尖った物、全ての武器、凶器、火薬、爆発物
※アメリカ領事館サイトから引用
困ったのが、手持ち可能なバッグ(25cm×25cm以下)が1つだけということです。
私は大きなリュックの中に小さなバッグを入れて、大きなリュックは近くのコインロッカーに預けてきました。
まずはセキュリティーチェックです。
空港のセキュリティーより厳重でテロ対策がばっちりでした。
扉が大きくてすごく重たかったのが印象的です。
中で面接予約表やDS-160の受付表を受理してもらい、指紋採取を行います。
その後はいよいよ面接です!
面接はもちろん英語!となると思いましたが、意外とほぼ日本語で行われていました(笑)
中には英語で面接した人もいるようですが、私の時はほぼ日本語で行われていました。
聞かれたのは、アメリカのどこに行くのか、どんな仕事をするのか、会社の名前はなどなどでした。
面接自体は5分もかからずに終わり、1週間後ぐらいに郵送しますということでした。
早ければ受付から面接終了まで30分もかからずに終わると思います!
無事にパスポートが届くのを待ちましょう^^
私の場合は面接してからちょうど1週間で届きました!
アメリカVISAはこんな感じです!
個人情報が満載なので、ほぼ白塗りですが・・・
Type/Classの所を見ると、私に必要な『C1/D』VISAとして取れています!
これで無事アメリカにて勤務ができます☆
必要書類
履歴書を英語で言うと『resume』(レジメ)と言います。
必要な情報は日本の履歴書とほぼ同じですが、よくコンビニや100均で売っているような形式ばったものは特になく、Wordで箇条書きの様に書きます。
また職歴を書く時に、簡単な仕事内容を書きます。
日本では特に書かないので、慣れないと思いますが仕事内容を箇条書きで問題ないと思います。
なかなか文章では伝わらないと思いますので、私が参考にしたリンク先をご紹介しますね!
これを参考にすれば問題なく書けると思います!
また会社によっては書く内容が変わることもありますので、よく確認しましょう!
私の就職先ではパスポートサイズの写真の添付を求められました。
色々画像を編集したりして、ちょっと大変でした・・・
カバーレター
カバーレターとはレジメと共に提出する添付書類になります。
添付書類と言えども、志望動機や自己アピールなどをより具体的に記載し、採用担当者がよく目を通す書類になりますのでじっくりアピールポイントを整理し、担当者に思いをぶつけましょう!
署名が必要な書類なので印刷してスキャンをしないといけませんが、重要な書類になりますのでめんどくさがらずに丁寧に書きましょうね!
カバーレターは日本にはない習慣ですので、こちらのサイトを参考にすると良いと思います!
イメージとしては面接で必ず話すであろう、志望動機と自己アピールを紙に書き写す感じになると思います。
ちなみに履歴書もそうですが、あまりGoogle翻訳などの翻訳サイトは使わない方がいいです。
まだまだ不完全ですし、どうしてもニュアンスがおかしくなったりするので、ネイティブの方等に添削してもらうなりした方がいいと思います。
証明書
資格証明書
資格証明書については、就職する企業によって求められるものが変わると思いますが、やはりTOEICなどの語学スキルですね。
TOEICをはじめ、英検やその他言語の資格証明書が求められます。
資格試験の合格証明書などは大事に保管しておきましょうね!
ちなみに英検は日本でしか行われていないので、海外を目指すならTOEICはほぼ必須だと思います。
ちなみに私はそこまでTOEICの点数はよくないです。
最近では600ちょいぐらいでした。
参考になるかはわかりませんが、英語が喋ることができれば問題ないと思いますよ!
実際中学で覚える単語と文法だけでも十分に話せます!
後は喋る練習あるのみですね!
学歴証明書
こちらは高校や大学などの卒業証明書などが必要になります。
海外に提出するので、日本語表記しかない場合は翻訳しないといけないこともあります。
まぁ大抵は英文があるとは思いますが、念のため・・・
こちらは発行までに時間がかかる可能性がありますので早い時期に取り寄せておきましょう!
健康診断証明書
健康診断証明書ですが、海外の一般的な企業であれば必要ない可能性があります。
しかし私の仕事場は船上です!
なのでかなりレアな健康診断を受ける必要がありました。
それは『ノルウェー/船員の為の健康診断』です!
ノルウェーでよく行われている船員の為の健康診断なのかは不明ですが、世界的に認められている健康診断のようです。
なんと言っても、その健康診断ができる医師の数はノルウェーが500人以上いるのに対し、アメリカでも10数人しかいません!
日本はというと・・・たったの1人!!
しかも東京にある、国立国際医療センターという病院にしかいませんでした。
予約の電話を入れると最速で1ヵ月待ちでした。
この健康診断が終わって、OKじゃないと手続きが進まないので早くしたい所でしたがどうにもなりませんでした・・・。
それで、診察当日ですが私は関西在住なので飛行機で朝早くから羽田に飛び、検査を受けて来ました。
どんな検査?費用は?
一体、船員の健康診断ってどんなものか気になる方がいらっしゃると思いますが(私もそうでした(笑))そこまで特別な検査ではありませんでした。
会社で受けるような一般的な健康診断の内容と医師による診察でした。
診察内容は軽い運動能力の検査です。
・目をつぶって10秒程その場で足踏み
・膝蓋腱反射(膝をハンマーで軽く叩いて、反応を見る検査)
・片足だけで立つ などなど
通常はしない検査なのでちょっと変な感じでした。
またこの検査と他に必要な予防接種を受けました。
英文の診断書と予防接種の証明書を発行してもらい終わるまで約4時間弱ほどかかり、費用はなんと約5万円!!!
交通費も入れるとかなり痛い出費となりました。。
まぁこの書類がないと乗船時にいざ乗ろうと思っていても乗せてくれないなど、最重要な書類のレベルなので受けないわけには行きませんでした。
ちなみにこれが診断書になります!
項目を読んで頂いたら、船員に適しているかどうかが書いているのかがわかると思います。
編集はしていますが、右下に医師の署名と押印がされています。
なかなかお目に見ないと思いますので参考までにしてください~!
犯罪履歴証明書
この犯罪履歴証明書というのは、犯罪歴がないことを証明するものです。
その国によっては異なりますが、VISAの所得時に必要な書類であったりします。
私の場合はカジノで働く為、この書類が必要となりました。
一般的にどこのカジノで働く場合でも犯罪歴があると一切働くことができません!
将来カジノで働きたいと思っているかたは犯罪は絶対にしないようにしてくださいね。
それで、この書類ですが国や公的機関など宛でしか発行ができず、会社や個人宛では発行できないのです。。
私はもちろん会社からこの証明書が必要と言われているのですが、警察に行って問い合わせてもやはり会社宛なので発行させてもらえませんでした・・・。
ちなみに発行して手元に届くまでは2週間前後かかります。
しかも郵送ができず手渡しとなります。
さらに近くの警察署や交番などではできず、各都道府県の本部まで行く必要があります
詳しくは警視庁のHPからご覧ください。
船員手帳
船員になる場合は『船員手帳』という公的な証明書が必要になります。
ただ、日本の法律の船員法では『日本船舶又は日本船舶以外の国土交通省令の定める船舶に乗り組む船長及び海員並びに予備船員をいう』ということになっています。
つまり、海外のクルーズ船の船員ではこの船員手帳を持ったとしても意味がありません。
場合によっては、日本の船員手帳が適用されるケースがあるようですが、国籍とか会社や船によっては変わる場合があるので、よく就職先に確認しておきましょう!
詳しくは国土交通省の運輸局のHPをご覧下さい。
まとめ
海外での就職、海外クルーズ船の書類については以上になります!
いかがでしょうか?
こんなにも多数の書類を準備する必要があります。どれも時間とお金がかかるものです。
海外に行く際は、ゆとりある時間があるか、必要な蓄えがあるかをよくご自身で見極めた方が良さそうです。ただ、海外で働くことは将来的にもかなりメリットになるはずです!
経験にもなりますし、何より人生は一回きりですから!
思い切って羽ばたいてみてはいかがでしょうか??
何かご不明な点や、詳しくお話聞きたい方は是非コメントやお問い合わせからご連絡くださいね!
次の記事はクルーズ船に乗って分かった衝撃的な事実をお届けします!
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